雨山峠 |
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新松田駅からは寄行きのバスが出ている.中津川を遡るこのバスは、小さな集落を通りすぎ、早くも終点寄大橋につく.
ここから、私は、夏の日、ムッとする蒸し暑い空気に漂う草の生臭い香りを懐かしく思いながら、車道を歩いていった.
沢に沿った車道を歩き、焼けた川原に降り、今度はいくらかさわやかさえ感じるような草の香りをかぎながら、
寄沢を登る.沢をまたぎ、登りに差し掛かるといくらかひんやりした空気に変わった.道を辿り、白い沢底を登り、通る人も少ない
雨山峠に立った.今ではこの峠を通過するのは鍋割峠を通り鍋割山に登る場合ぐらいだろう.
ここはかつては、西丹沢玄倉川域に入る登山者が越えていったという.塔ノ岳から蛭ケ岳、さらには、檜洞丸の水を集める玄倉川、
深い谷は、葛葉、四十八瀬川にもの足らなくなった人々をひきつけていた.その最短距離はこの峠を越えることである.
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雨山峠 | |||||
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寄沢の河原 | |||||
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本流 F1 | |||||
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源頭部 | |||||
訪問のために
<地形図> 秦野、大山(2万5千分の1)
<交通機関>小田急新松田駅(平日はJR御殿場線松田駅)から寄行に乗り 終点寄で下車。
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<所要時間の目安> | 新松田駅 >>20分>> 寄 >>15分>> 秦野峠林道基点 >>10分>> 寄大橋
>>10分>> 川原に出る(登山道入口) >>30分>> 地獄棚沢 >>20分>> 鍋割峠との分岐
>>25分>> 雨山峠 >>25分>> 地獄棚沢 >>20分>> 本流との出会い >>30分>> 林道
>>25分>> バス停
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