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 美瑛の丘が美しいのは、景観を構成している線がきわめて人工的なものだからだ.
 労力をかけて木々に覆われていた丘を切り開いたのも、そこを耕し単一の植物を敷き詰めて 彩色を決めたのも、そこに暮らす人々の営みだ.
 そして、ここを訪れる人々が求めているのも、混沌とした荒々しい自然のままの姿ではなく、都市の建物や道路が見せる幾何学的な美しさである.
 入念に手が入れられた広大な庭園、それが美瑛の丘の美の本質である.

美瑛のページにようこそ!
2007年、7月久しぶりに夏の美瑛を訪れました.今回は美瑛だけの2泊3日の旅、晴天に恵まれたっぷり丘の散策を楽しむことができました.写真もたくさん撮れたので、 パノラマロードのこれまでの散策記録は、これを機会に別のページに移動し、このページは新しい写真を中心に掲載することにしまし た.また、四季彩の丘は、花見遊山の中の1ページにも、写真を掲載してあります. あわせてごらんください. 


landscape

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美瑛 roll 美瑛 四季彩の丘 美瑛 憩 美瑛 新栄の丘 美瑛 福富
ロール 四季彩の丘 新栄の丘 福富
美瑛 三愛の丘 美瑛 四季の交流館 美瑛 福富 美瑛 新栄の丘 美瑛 福富
三愛の丘 四季の交流館 新星 福富
福富 大雪山 福富 四季の交流館 新星
福富 大雪山 福富 北瑛 新栄


三愛の丘
 パノラマロードは、美瑛川とその支流である美馬牛川にはさまれた一帯に広がる丘を指すようである.
 美瑛駅前を出発しすぐ右に折れて市街地を歩いていくと、美瑛川を渡る四季の橋に出る. 美瑛川がパノラマロードの北端であり、橋を渡って進むと車道は登りになる.右に、富良野線の上を通って 新栄の丘に向かう道が分かれていく.そのまま南に進むと、畑地も現れはじめ、左に三愛の丘に登っていく道 が分かれていく.
 駅前から役場のところまで進み右に折れると、美瑛川をみどり橋で渡って、三愛の丘展望公園、千代田 の丘見晴らし台といった丘の稜線を進む道にいくことができる.
 こちらの道を進むと、まず車道右に三愛の丘展望公園が現れる.公園といっても駐車場とトイレがあるだけだが、晴れ ていれば、道路越しに十勝連峰のすばらしい眺めを楽しむことができる.今来た方角をふりかえせば、丘の広がりが かなたまで見渡せ、私が立ち寄った初夏には、公園となりの畑地にジャガイモの花が咲きそろっていた.
 三愛の丘のすぐ先で右手より合わさってくる道は、畑地の間を福富の集落に下っていくものである. この道は下り勾配で、ひとつさきの分岐まで進むと三愛の丘公園側を見上げ気味に見ることができる.この分岐を 右に進むと、畑地の間を行き四季の橋からきた道に合わさる.
 元の道路にもどり南に向けて進むと、今度は、白い塔の建つ千代田の丘見晴らし台が左手に見えてくる.
 見晴らし台に向かうには脇の道に入る.塔の下から階段を登れば、全面窓の展望台になっている. 左手は水沢方面の低地を見下ろせる.右手は丘の上の車道に沿って並んだカラマツの防風林が続き、南に十勝連 峰の展望、末端の富良野岳まで連なりが眺望できる.
 展望台を降り、砂利道を南に下っていくと分岐で、右に折れると防風林に沿ったもとの車道に戻ることができる. 舗装された車道を少し進めば分岐になって、右に下って、美瑛の丘の写真で著名な故前田真三氏の写真館である拓真 館に向かう.
 このあたりから先は、道路わきに牧草地があって、観光案内の写真によく使われる刈り取り巻かれた牧草のロー ルが並んでいた.
三愛の丘
三愛の丘展望公園から市街地の方向を見る.ジャガイモの花が満開であった.
三愛の丘付近
三愛の畑地.
kigarasi
キガラシとロール
千代田の丘
白い塔、千代田の丘展望台からは、丘の先に十勝連峰の眺望が広がる.

拓真館・四季の交流館
 千代田の丘から拓真館方面に向けて進むと、四季の橋からくる道路の通るやや低地に下った後、再び登り直し下ったところが 拓真館の前で、右手には駐車場と四季の交流館という名の白いコンクリートの施設が建っている.建物1階は通路の左右それ ぞれみやげ物屋が入っていて、建物前にはベンチも設置されていて休憩にちょうどよい.
 真中の通路を進むと裏手の丘に登ることができる.ここは観光用に開放されていて、入れることができ、前にある丘越しの十勝 連峰を眺めることができる.
 交流館の南向かいの木立の中が拓真館であり、前には観光バスも止まる駐車場がある.白い建物の中には、大伸ばしし たプリントが壁に並んでいて、写真集で見て知っているものであっても、その大きさから色彩に圧倒される感じだ. ただ、施設はそれほど広いわけではないので、バスで団体が着いた時など館内がこみ合ってしまい、静かにゆっくり鑑賞できなく なってしまうから、できればツアーのこなそうな時間を選んでここを訪れるように計画するのが良いだろう.
 四季の交流館前、拓真館をはさんだ二つの車道のうち、南側をとれば、拓真館の裏手でパノラマロードの南はずれに 位置する丘へ登りいったん下ったあと、四季彩の丘のある高台へ再び登れば美馬牛駅方面に向かうことができる. 北側の道は、能見川に沿った農家の散在する低地を進み、富良野線を踏切りで越えて新栄の丘に向かうことができる.
 能見川北側の丘の上には、この丘の北側で憩川筋にある福富に向けて、交流館駐車場から細い道が続いていのであるが、 交流館の裏手の丘の部分は車の通行ができない.急勾配の農道を登っていくと、左手に展望が開け、道はやや右手にそれ ていく.細い道路がしばらく続き、広い舗装道路に出れば緩い勾配で福富に下っていく.千代田の丘展望台のある稜線上の カラマツを背景として広い畑地が広がり快適な散策路である.下りきると集落に出る.そのまままっすぐ前にある次の丘へ登る と、三愛の丘展望公園の先にあった分岐まで戻ることができる.集落の前の憩川沿いの道は、四季の橋を渡る市街地への経 路であるからこれを戻ることもできる.
 自転車か歩きによってパノラマロードを散策する場合、このいずれかによって駅に戻ればだいたい半日がつぶれてしまう. 時間に余裕があれば、途中で左折し憩川を渡る道を進めば、交流館のところからきた能見川沿いの道路との十字路に出ることも できる.ここを右折して踏切りを越えれば新栄の丘に向かえるし、十字路を直進すれば四季彩の丘のある美馬牛側の丘に登るこ ともできる.
roll
拓真館方面へ右折すると牧草地で、飼料に刈り込まれたロールが並ぶ.
美瑛 四季の交流館
四季の交流館裏の丘に登ると、十勝連峰の並びが迫る.
秋蒔きの小麦が黄色に染まった畑地.
春
福富への下りから見上げた秋蒔き、春蒔きで二分された小麦畑.
拓真館から南東に進んだ先、畑地に立つポプラの木は、哲学の木の名がある.

新栄の丘
 美瑛駅を出た富良野線は、美瑛川を渡ると、憩川に沿った低地を進んでいく.この憩川の西側、美馬牛川との間の丘に、新栄の丘展望公園がある. 市街地より富良野線の西側の道を進み、丘への登りきったところが展望公園.ここから西に低く広く連なる丘を眺めることができる.拡張された広い道路には 観光バスが行き交い、北海道ツアー、美瑛を立ち寄るものであれば、そのパンフレットに必ずといえるほどここ写真が載っているものだ.
 観光ツアーにとって美瑛というのは何をみせたらよいのかわからない観光地のはずだ.丘の町というけど、丘を体験するなら、歩くなり、自転車なりで その起伏を体験するしかないだろうし、ひとつ美しい写真を撮ってやろうと思って来たところで、丘の上から見下ろす低地は狭く、 川沿いの低地から見上げる丘は急傾斜すぎて、相当執念深く歩き回って場所を探さなければ、丘を撮った写真なんて何のめりはりのないつまらな いものになってしまう.
  展望台
よって、移動を含めておそらく数十分くらいしか美瑛にさけないツアー旅行となれば、トイレ休憩をあわせてどこかに立ち寄ってごまかすしかないはずだ. それを済ませることのできる場所、道も広くトイレも駐車場もそろっている.それに国道にも近いからそのまま次の目的地富良野に向かえる.十勝連峰の 眺望も良いし丘の上に立ち並ぶカラ松も見えるとあれば、記念写真を撮る場所としても最適で、地元としても、観光客を誘致する必要から、ここに施設を 作らざるを得なかったのであろう.
 そして、北海道らしい広々した空間と丘を彩る作物、美瑛の思い出となるはずの記念写真を撮って、観光客はここを去っていく. map
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観光協会のmapをみる.
美瑛駅周辺を、 Yahoo地図情報でみる.
新栄の丘
駐車場とみやげ物屋がある新栄の丘展望公園.ツアーバスも頻繁に来る観光地で、多くの人の 記憶に残る美瑛の丘であろう.
新栄の丘
新栄の丘のあたりからは、大雪と十勝連峰の眺望が良い.写真では、オプタテシケから十勝岳まで、それぞれのピークがよく確認できる.
新栄の丘
美瑛の丘といえば複雑な傾斜と直線の帯となった畑作地.私の訪問したときは、秋蒔き小麦の黄色の帯が見事であった.
karamatu
夏、沈む夕日の眺望で人気のある新栄の丘.丘の上に並ぶカラ松は大事な被写体.
溜め池と木.新栄
池畔の木.

四季彩の丘
四季彩の丘
キンケイソウ
四季彩の丘
ハナビシソウ.
キンケイソウとラベンダー.
花見遊山 四季彩の丘 四季彩の丘 四季彩の丘
クリックすると、花見遊山のページの大きな写真を見ることができます.
link 四季彩の丘四季彩の丘 HP


北西の丘
map
美瑛には、固有名詞のある木がいくつかあるが、もっとも有名なのは、このケンとメリーの木と名づけられたポプラの木であろう。 展望台の北東、北西の丘のほぼ東外れに位置し大きな駐車場が設けられている.名前は、車好きであれば知っているであろう 日産スカイラインのCMに由来することは言うまでもない.
北西の丘展望台  市街の北西、JR富良野線と美瑛川にはさまれた高台が北西の丘.美瑛駅のすぐ北側、国道237号からこの丘に登れば、そこは観光地の姿に一変する. ピラミッド型の北西の丘展望台が設けられていて、細い階段を登れば美瑛の市街地、その南側に広がる丘が見わたせ、天気がよければ背後には十勝連山が 並ぶ.近くのケンとメリーの木の周りには自家用車が行き交い、展望台の前にはみやげ物屋は、大型バスから吐き出された観光客でにぎやかだ.北西の丘は 美瑛が実は月並みな観光地であることを実感させられる場所でもある.
北西の丘 北西の丘
左:パッチワークの道とよばれている丘の上の一角が展望台の上から見渡せる.右:市街地北部が展望台から眺望できる.
Hill west 北西の丘の西側の草原で.
オプタテシケ 展望台の東の方角、オプタテシケが雲の間に現れた.
マイルドセブンの丘 マイルドセブンの丘 
畑の中に一列に木が並ぶマイルドセブンの丘.
セブンスターの木 親子の木
左:道路脇に一本立っている丸みをおびた姿のカシワの木で、タバコのパッケージに使われたことからセブンスターの木という名がある. 観光名所となっていて駐車場も整備されている.ちょうどビートの収穫中で、道端には収穫したビートの山ができていた.右:丘の上に立つ3本のカシワの木.並んで歩く親子の姿を連想させることから親子の 木と名づけられている.
postcardポストカード用イメージ(PDF,156.88mm*106.31mm,1.3Mbyte)のDownload

山々

丘の上に小さく姿をあらわす山々.
オプタテシケ
十勝連峰の左端に位置するのは特徴的な山姿のオプタテシケ山.
ベベツと石垣山の小さなピークををはさんで美しい形をした美瑛富士が写っている.
十勝連峰と大雪山の間には、台形の上に小さなピークを並べたトムラウシ山がある.トムラウシ山

その名の通り美しい山姿の美瑛富士.次が美瑛岳でその右の平らな山頂が連峰主峰の十勝岳である.

パノラマロードの稜線に並ぶカラマツと背後の旭岳.左側並木の中には千代田の丘に建つ白い塔も見えている.

東に位置する谷筋に残雪を残す6月のトムラウシ山.
postcardポストカード用イメージ(PDF,150mm*100mm,1.7Mbyte)のDownload

冬の美瑛
新栄の丘

新栄の丘
畑に囲まれていたカラ松林.冬は白一色の雪面上の唯一のアクセント.

美瑛駅
美瑛駅.
新栄の丘展望台
休業中の新栄の丘売店.
池端の木
作業小屋
新栄の丘
唐松の林.晩春の新栄の丘.
日没

憩
民家のない道路は除雪されず、積雪の下です。
木
小屋
カラマツ
反対側からみた新栄の丘の唐松林.富良野岳あたりの山が背後に見えています.
新栄の丘の夕日.


美瑛駅 旭川空港
美瑛駅とノロッコ号.富良野線を走る展望列車.
LinkJR北海道 旭川支社
旭川空港:道央の玄関である旭川空港は、美瑛の北に位置し、美瑛町とも隣接している上川郡東神楽町にある. 東京からも、JALとAir Doが乗り入れているうえ、2008年からはスカイマークによる羽田−旭川線が就航した.
Link旭川空港ターミナル LinkJAL LinkAIR DOLinkスカイマーク
甜菜の収穫 甜菜の収穫. 美瑛は面積の15%が畑地で農業の町である.丘のパッチワークを作り上げている農作物は、 夏から秋にかけて収穫される.写真は甜菜畑で、道路脇に収穫された甜菜が積み上げられている.これを荒っぽくダンプカーに 直積みし工場に運ばれる.それ自体が店頭に並ぶことのない甜菜は普段目にすることのない作物だ. LinkJAびえい
畑 晩春の美瑛は農作業に忙しい。複雑でかつ緩やかな起伏の変化をもつ丘の素顔がこの時期に見ることができる.
美瑛川と四季の橋 みどり橋
美瑛川と四季の橋 オプタテシケ山の北東を源とし白金地区から西流してきた美瑛川は、 市街地の南を流れている.その先、丘の間の低地をもとめて蛇行し、北に折れて上川盆地に向けて流下する. 美瑛という名はアイヌ語のピイェが由来となっていて、油ぎった川、濁った川の意をもつというから、この川あって の美瑛かもしれない.  右岸の街中心部と左岸のパノラマロードの丘陵地帯を赤い四季の橋が渡している.左の写真は、その四季の 橋を上流にあるみどり橋から撮ったもので、正面に見えている丘のあたりが北西の丘陵地帯の南端である. 反対に上の写真は四季の橋から見たみどり橋で、上流側にはオプタテシケ山も見えている.
Linkびえい白金温泉観光組合
オプタテシケ オプタテシケ山. 羽を広げた鷲のようにみえるオプタテシケ山は、十勝連峰でもっとも風格のある山である. 丘の上にあがると最初にその存在に気づく.
四季の交流館 美瑛は10月中旬から紅葉の時期を向かえる.写真は四季の交流館駐車場で. 


JR富良野線
美瑛駅 丘を行くJR富良野線
石造りのJR美瑛駅と丘を下るJR富良野線の線路. 旭川美瑛間は所要時間30〜40分.1時間に1本程度運行されている.
JR美瑛駅 phone:0166-92-1854. 
交通機関

  • 新ふらのプリンスホテルから、美瑛、旭川空港を経由して旭川駅前まで快速ラベンダー号を通年運行している.このバスを利用すると、 空港から16分で美瑛にいくことができる.
    ふらのバス phone 0167-23-3131.
  • 旭川空港から旭川駅へは、旭川電気軌道、道北バスがフライトにあわせて連絡バスを運行している.所要時間45分.
  • 旭川駅前から美瑛駅前経由で白金温泉・青年の家まで1日4便(所要時間90分).ほかに旭川駅前から美瑛駅前1日3便、美瑛駅前−白金温泉・青年の家間1日1便あり.道北バスが運行.

     道北バス、旭川電気軌道の連絡先はこちらをごらんください.
  • 四季の塔
    町役場には四季の塔と名づけらた塔が建っている.
    観光情報を得る
  • 美瑛町 Web
  • 美瑛町観光協会 Web
  • びえい白金温泉観光組合 Web
  • 美瑛商工会 Web

    misc.
  • 四季の情報館 美瑛駅の前.観光情報を提供.Phone 0166-92-4378.
  • 四季の交流館:拓真館の向かいにある.展示、農作物、みやげ物の販売.開館時間9:00〜17:00(5月1日から10月31日)、 10:00〜16:00(11月1日から4月31日).Phone 0166-95-2400.

    地図

    美瑛駅周辺を、 Yahoo地図情報でみる.
  • 北海道・東北エリアページ
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    高橋 真澄 著/北海道新聞社刊
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