雲取山
富士 小雲取から雲取山の尾根から

雲取山の山頂は眺望もよい。 天気がよければ南西に富士を望み、空気が澄んでいる季節であれば、西には横一直線に並んだ南アルプスの峰々がつくる壁 を遠望することもできます。一方、近場に目を戻せば、西に連なる奥秩父の峰々、東は奥多摩の山々が点在する。

2000メートル代の山々が並ぶ奥秩父山域で、その最東端の2000メートル峰として、この雲取山は位置 づけることができます。その場所は埼玉と山梨に東京都が接している都最西端でもあって、海抜2017メートル は、都内の最高点としても知られています.

東京の山としてみたとき、この山の東斜面に日原川が発し、その谷に向け、いくつもの尾根を派生しながら東に 伸びている2つの長い尾根筋、それらの上に並ぶ峰々が奥多摩、多摩川北岸の山として登られています。

都の最奥部に位置することが幸いして、この山域は比較的自然のまま保たれていて、都でもっとも美しい山との 評価が妥当だと思います.山頂の眺望の良いことも、それに加えることができ、東南直近の奥多摩の峰々、すぐ西の 飛龍山から続く奥秩父の峰々、南に平たくでこぼこした三頭山とその先にある富士の姿、はるかに西の空の下には、 南アルプスの峰々と、天気さえよければ見る対象は枚挙にいとまがないはずです.

標高2000メートルと日帰り登山の対象ともなる山ですが、多摩川側、荒川側のいずれから入山しても、一段 奥まった場所にあることから、そこに辿り着くには長い歩程と、そのアプローチに時間を要し、日帰りはやや困難と されています.

したがって、ハイキングの延長で登られることの多い奥多摩の山々の中、この雲取山だけは山中に小屋もあり、 一泊して登られることの多い山となっています.首都圏に住むものにとって、もっとも身近にある本格的な山行の 対象となる山、その気持ちの引き締まる感じは、山行による充実感につながるようで、何回登っていても、また登 りたい山として、私のように繰り返し登っている愛好者が多いように見受けられます.

この山に私がはじめて登ったのは学生時代のことで、10月はじめ紅葉をもとめ友人と出かけていきました。 考えてみれば、これが日帰りではない山行の最初のものといえ、その時はその近さゆえここが選ばれているはず です。十分な準備もしないまま出かけていったので、この時は出発も遅くて、容易な鴨沢からのコースを登ったの にもかかわらず、すでに暗くなってからやっと避難小屋にたどり着き一泊しています.

その翌日、せっかくなら別コースをと地図で探した富田新道を下って、長い車道歩きに疲れ果て、ついに東日 原バス停につきました。小雨の降る中の山行は、展望にもまったく見放され、雨足が増す前に早々下山せざるを えなかったこともあって、この思い出は、その後10年以上もこの山域、そして山に登ること自体から足を遠の けさせる役割を果たしたのかもしれません.

しかしながら、鴨沢の狭い斜面に点在した家々、整った植林の中に続く長い尾根道、防火帯や山頂部の開放的なルート、 自然林の懐につけられた富田新道の心細さ、日原川を轟々と音を立てて流れる流水、奥多摩の山を考えているときに私が思い 出すことの多くは、すでにこの時だいたい経験していたことになり、その記憶が、私の奥多摩に関する思い入れを 形成しているように感じることもあります.

再び山々を歩きはじめ、奥多摩のそれらをひと通り終えた2001年の秋、ついに私はこの雲取山に登り直してみるこ とにしました.この時の山行は、運良く紅葉時期の晴天のもととなり、この山のよさを再発見するのみならず、奥多摩 の山に魅入られ、その後様々なルートを追いもとめることとなった新たな出発点として記録されるものです.

私同様に、たぶん多くの愛好者にとってこの雲取山を知ったことは、奥多摩の奥深さへ接する入口であったはずであり、 一方、奥多摩の散策者にとってその集大成となる終着地であるのかもしれません。山行きは運不運あってのもの、だから、 たとえ同じルートであっても繰り返し登ってみたくなるものであって、もし奥多摩の山をとことん極めてみたいのであれ ば、この山が思い浮かぶのは確かなことです.

map

雲取山は多摩川北岸の尾根が集結する場所にあるピークであり、登山コースも数多くあります.奥多摩駅を起点として登る場合、 多摩川北岸から登る石尾根ルート、日原川の源流部から直接山頂部に登るルート、都と埼玉県の境界部にある長沢背稜の縦走ルート の3つに分けて考えることができます.また、奥秩父主稜縦走ルートを山梨県側から辿るコースや、三峰から辿る埼玉県側のコース もあります。

日原川源流から

日原川源流部からのアプローチは、林道が奥までつけられていて、直接雲取山に登ることができることから、 山頂までの距離が短くなる利点がある.しかしバスは鍾乳洞(休日はその手前、東日原)までしか運行されていないので、林道 日原線の歩きが7kmほど追加されることが最大の難点である.この点は、逆にその利用者数を減らしていることにもなり、 静かな山旅が楽しめる.

小雲取山から東に延びている野陣尾根を登る富田新道は尾根道であり道の状態も良く、 自然林の中の歩道は新緑の季節は美しく魅力的だ.雲取山に直接登れる近道といった位置づけの道だが、下部は急坂続きであり、 登りよりは下山路に使われることが多いようだ.

唐松谷林道は、七ツ石山から北に下った場所にあるブナ坂へ登っていく沢沿いルート である.日原川林道の富田新道入口から同じ歩道を辿り大雲取谷を唐松橋で渡ってしばらく登ると、富田新道とこのルートの分岐 があり、唐松谷に沿って道がつけられている.道幅は全般に狭く、谷沿いだけに崩落していると通行が極めて困難なので利用に は注意が必要だ.

雲取山の北側にある大ダワに突き上げる大雲取谷に沿ってつけられた大ダワ林道も比較的 傾斜がゆるく登りやすいコースであり、雲取山荘に登る近道として有用だが、谷沿いルートで道幅が狭く歩道の状態に注意がい る.大ダワルートは2012年現在、崩落のため通行止になっている。

石尾根

雲取山のもっとも一般的なルートで縦走路といった感じではあるが、途中の日陰名栗、高丸山にはピークを巻 いていく道もあって、鷹ノ巣山に登ってしまえば後は、平坦で楽な道が続く.最長区間制覇には奥多摩駅起点に登ることになるが、 それは時間と忍耐を要するから、登りではこの尾根から派生する尾根のいずれかを使って稜線までアクセスするのが普通であろう.

もっとも容易なのは、鴨沢から、登り尾根を伝うルートで、勾配も緩く東南から登るルート の中でもっとも利用者が多いはずだ.もっとも、このルートは七ツ石山を巻く歩道もあって直接ブナ坂に達することができることか ら、石尾根ルートとは独立していると考えるべきかもしれない.常に踏まれているし、整備状況も良いから迷う心配もなく、気軽な 山行きでの選択肢として四季と通じて重宝する.

石尾根ルートとしてこれ以外を上げるなら、鷹ノ巣山を経由する稲村岩尾根、水根沢林道あたりが、距離的にも道の状態から も無難な選択だ.鷹ノ巣山の西には避難小屋があって、ここへ向けて峰谷から登ってくる浅間尾根 ルートもあって、もし峰谷まで運行されているバスの時間に合わせることができれば、歩行時間を節約できる.

長沢背稜ルート

都と埼玉県の県境線がのっている長く続いた稜線を辿るルートが長沢背稜ルートで、ここから枝分かれした ルートも稜線までのアプローチを要し一般向けではなく、雲取山からの下山に体力に自信のある登山者が使っている程度といえる.よって 雲取山に登るために使われるのきわめて稀なことと思われる.私もこちらから登った経験がないので推測になってしまうが、一日で雲取山 に到達するのは難しく、一杯水か酉谷山の非難小屋を利用して2日かけて登ることになると思う.

下りであっても、雲取山荘を早朝発で東日原バス停には夕方着くといった丸々一日を要する日程となり容易ではない. 長沢山から芋ノ木ドッケ間は道も良いとはいえないが、ルートは踏まれているので、体力に自信がありちょっとした冒険を期待して 入れば問題はないが逃げ道がないので、下りにつかって行き詰まっても大ダワまで戻らざるを得ないことに不安を感ずるのは普通だ. 長沢山を後にしても、小川谷源流部は北にそれていくので、まだまだ先は長い. 天祖山を経由して、日原川林道に降りるルートは、この部分を避けられ比較的利用者は多いようだ.

さらに進みバス停に達するのに一般的なのはヨコスズ尾根であるが、酉谷山か七跳山から小川谷林道に逃げるルートを使う こともできる.後者は谷まで一気に高度を落とす急坂続きであり、林道歩きも長いことから、バス停に直接降りることのできるヨ コスズ尾根まで行ってしまったほうがよいだろう.ヨコスズ尾根が交わる一杯水小屋から、さらに、蕎 麦粒山を経て都県境尾根を末端まで歩くこともでき、棒ノ折山 や小沢峠まで続けて歩くこともできるが、その場合一杯水非難小屋で一泊を要することになるだろう.

そのほか

雲取山の西側からアクセスするルートとして、後山林道を利用し三条ダルミに至るルートがある.宿泊に三条の湯が利用でき、 ここで一泊してから日帰りで山頂に向かうようになる.また多摩川流域の最高峰である唐松尾山を中心に、コニックなピーク笠取山や 雲取山の西にある幅広の山姿の飛龍山など峰々が続く奥秩父主稜の東端の山々を縦走し、雲取 山に達する方法もある.この場合、公共交通機関を使った場合、最短でも雁峠から入ることになり、途中将監小屋あたりで 一泊する必要がある.

北の秩父側、三峰山から稜線を伝ってくるルートも利用者が多く、雲取山に達するもっ とも容易な道でもある.もっとも三峰神社の奥の院としての雲取山の信仰登山史の中では、これが由緒正しいルートといえるのかもし れない.

 秋の雲取山
雲取山の紅葉は10月ごろで、ややおくれてカラ末の散る季節になる。
カラ松 山頂部はカラ松が植林されていて、春と秋ちょうど色を変えるころに当たると特に美しい。2010年10月
 春の雲取山
多摩川 ゴールデンウィークのころ、奥多摩の川筋は鮮やかな色彩の混じった たのどかな光景に包まれる。鴨沢の歩道入口付近から見下ろした多摩川。2011年4月
カラマツ 山頂部のカラ松が新緑に包まれるのは5月後半から。小雲取山付近 2010年5月
ブナの木 自然林の部分が多い富田新道は、新緑が鮮やかな初夏がベストシーズン。富田新道、2010年5月
藤 川筋のいたるところで藤が開花する。林道日原線にて、2010年5月

雲取山に登る (登り尾根)

雲取山に登るとなれば、まず私の頭に浮かぶのは、この鴨沢に始まる登り尾根ルートだ。 鴨沢集落は奥多摩湖の西端部に 位置し、ここへは奥多摩駅から西東京バスによって運行されている鴨沢西行きか丹波行きのバスでアプローチできる。これらの 便は朝6時代からあり、休日これら早朝便には、日帰りで雲取山を目指す歩速の早い登山者が乗り合わせる。

その機能によって登りという名がついたのだろうか、石尾根の七ツ石山から小袖川の西岸に南に向け 延びている尾根筋は、他の石尾根に派生する尾根より長く、その分勾配も緩い。

したがって、このルートは緩い登り続きであって容易なため、利用者が多く、歩道の状態も常に良いことから、四季を通じて 安心して利用できる。

青梅線の奥多摩駅から丹波方面行きのバスに乗る。青梅街道は、かつてダムを建設するために作られたトンネルをいくつも越 え、その小河内ダムによって作り出された奥多摩湖の湖岸を進むようになる。途中いくつかバス停があり集落があるが、これらは 湖底にあった旧小河内村から移転したものだ。小菅に向かう深山橋を越えしばらく進むと山梨県に入る。県境となっているは小袖 川で、その先に鴨沢の集落がある。

駅を出て35分、この鴨沢バス停で下車する。このあたりまで多摩川は湖面となっていて、その上の狭いスペースに民家が 密集している。バス停から西に進むと、すぐ民家の間を登っていく舗装された道路がありこれに入る。駐車場となっている広いス ペースの上に並ぶ民家の前を登っていく細いコンクリート舗装の道路に道標に従って入れば、西に向けてほぼ直線の急勾配で上が っていく。

この車道が東に折り返すところで、そのまま西に向かう歩道がついていて、こちらに入れば暗い植林の中へ入って、それを出る と小袖川から登ってきた車道に出る。道標には権現平と表示されている。ここには駐車スペースもあって登山者の姿が増える。 北西の方角に見えているアンテナに向けて車道を歩いていくとNTTドコモの施設があり、その先で車道が分かれている。

右の車道を小袖に向け100mほど歩くと登山道入口が現れる。この登り尾根ルート、尾根の背に出る堂所あたりまでは、 植林部分が多いが、その中をいく登山道は幅広で、路面もやわらかく足に優しい。全般に 緩い勾配に時にやや急な登りが現れる程度であり、登りでも下りでも快適なコースである。

小袖川西岸の斜面には、小袖という集落がある。ルート沿いにも民家跡が現れ、しばらく歩くと左手に祠が顕れた。 しばらく登っていくと、小さな支尾根を跨ぐ場所があり、ここがいくらか広くなっている。もう少し歩いた先には水場もあって、 その先に少し広くなった場所もある。このあたりまでが、歩きはじめのウォーミングアップといった感じで、長い後半部に向け 一息いれるのに良い。

単調な登りが続きにあきてきたころ、左手の尾根筋が歩道の高さに近づいてきて堂所に着く。ここから、歩道はこの尾根の背を 進むようになり、路面も砂利混じりになって勾配もやや急になっていく。ルートが沢側に出るとUターンするようにわずかに戻って、 からすぐ折り返して、尾根の東側を進むようになる。この部分は薄暗い植林の中、勾配も増す。再び西側の沢側に出たところで、 七ツ石小屋に向かう尾根の背を行く歩道が分岐している。

雲取に直接登るには、谷側のルートを進む。このあたりは、勾配が増しややきついが、まもなく七ツ石小屋下の分岐に出る。 ここから右手に登っていく道は、小屋の前を通り石尾根へ出るルートで、七ツ石小屋までは10分ほどかかる。小屋の裏の沢に 水場があり、ここから鷹巣山方面東に向かうルートの分岐がある。

七ツ石小屋下の分岐をそのまま直進する谷側のルートをとると、木橋で沢を渡る。続いてもうひとつ沢を巻くよう にしてルートは西に向かっていく。自然林の美しい歩道で、いよいよ雲取山の核心部に入った感じである。

ルートが右に折れていくと歩道は平坦となって、足を休ませることができる。やや急な登りに転じ七ツ石小屋から来るルート と合流し、ここからは下りぎみで、七ツ石山の山頂から防火帯の急斜面で下ってきたルートが合流するブナ坂に着く。

このブナ坂、ブナ窪とも呼ばれているようで、石尾根と雲取山山頂部の鞍部である。幅の広い防火帯が切られていて、 向かい側には日原から登ってくる唐松谷ルートが合流している。奥多摩雲取小屋へむけては、稜線沿いにこの防火帯を登っていく。 ブナと名にあるが、防火帯両脇は背の高いカラマツが並んでいて、登り始めると西側には飛龍山あたりの展望が出現し 単調な登りから気を紛らわしてくれる。

小屋付近 ヨモギの頭から見下ろす奥多摩小屋付近。前方にヘリポートが見え、その手前の左側に小屋がある。 正面にうっすらと見えているのは三頭山。

20分ほど歩くと、ヘリポートに出てその続きに奥多摩小屋のテントサイトがある。右手に小屋が建っていて、前方右上には、 雲取山と小雲取山が見えている。すぐ前にはヨモギの頭への急坂があって、まだ意外なほど残っている登りを気にしながら、 急斜面を登るとヨモギの頭だ。

この部分を巻いてしまう道も、小屋の先のところからあって、ピークからルートが右手に折れていくとそれが合流してくる。 このあたりは、唐松の中を進み、オレンジ色に染まった落葉するころは美しい。続いて、小雲取山へ向けての登りが始まる。

50メートルほど続く平らな部分があって、そこから小雲取山へ向けて斜面の急登となる。折り返しながらの登りを終えると、 小雲取山山頂で、左へ折れるといよいよ雲取山の山頂が間近に見えてきて登りから開放された安堵感を得る。

小雲取山から日原側に落ちていく野陣尾根の頂部を巻くように進み、その上につけられた富田新道と交差する歩道もあって、 小雲取山への登りに入る手前から分岐しているので、こちらから登ることもできる。

小雲取山からは緩い登りのみで、避難小屋を左上に見ながら歩くこの稜線部分はルート中最も楽しい部分といえる。それを満喫 しながら進むと、上に見えている避難小屋へ向けて最後の登りになる。

小屋の南には三条の湯からのルートが登ってきていて、こちらで休んでいる登山者の姿も多いが、本当の 山頂は小屋の横を進んだその先にあって、ここに三角点の標石が乗っている。

下山路

日帰りの場合、同じ登り尾根を鴨沢へ下るのが一般的なようだが、あえて異なるルートとしてみるなら、小雲取山から始まるこ とから時間的なロスが少ない野陣尾根の富田新道が最適だ。

このコースは、林道に出てからバス停まで時間を要す るので、鴨沢に下った場合より少し行程は長くなる感じだ。奥多摩駅には東日原からバスが運行され、その便数も比較的多いが、 1時間に1本程度なのであらかじめ時刻を調べておいて、それにあわせて山頂を出発する方が良い。

CourseTime
JR青梅線奥多摩駅 30分(バス) arrow 鴨沢 25分 arrow 歩道入口 40分 arrow 水場 25分 arrow 堂所 35分 arrow 七つ石小屋分岐 30分 arrow ブナ坂 25分 arrow 奥多摩小屋 40分 arrow 山頂
鴨沢 登山口となるのは鴨沢集落.
歩道 登り尾根ルートは緩い勾配の歩道が続き歩きやすい.
堂所 堂所で、歩道は尾根の背に出る.
小屋分岐 七ツ石下.ブナ坂への巻き道と七ツ石小屋経由の道が分岐する.
ブナ坂 七ツ石山頂から下ってくる防火帯にルートが出るとブナ坂.唐松谷の歩道も合わさる.
防火帯 ブナ坂から奥多摩小屋までは防火帯の道.
奥多摩小屋 ヘリポートと天場が現れ、右手に奥多摩小屋がある.
ヨモギの頭 小雲取山からみた小屋付近.写真の右手にあるピークが小屋から急斜面を登ったところにあるヨモギの頭.
小雲取山のピークへ向けた急坂を登り、左に折れると、非難小屋まで見渡せる.
飛龍山 谷の向かいには飛龍山から三ツ山の稜線が見える。
避難小屋 山頂のすぐ南に建つ避難小屋.

唐松谷

遠望した雲取山は、三角点が置かれた山頂部とそこから南に緩いスロープで南にある小雲取のピークを上底とする台形状の 山姿を有している。それぞれのピークから下った先の鞍部に向けて、日原川源流部の沢筋に整備された歩道があって、 登山コースとなっている。

このうち北側の鞍部である大ダワに向う、大雲取谷沿いのルートは大ダワコースと呼ばれ、山頂北に位置する雲取山荘へ 登る道として利用者も比較的多かったが、現在崩落で利用できない。 一方、南側の七ツ石山との間にある鞍部からも歩道があって、小雲取山から南東に流れ出 す、唐松谷の沢筋に歩道がついている。こちら側は、容易な登り尾根コースと競合することもあるし、小雲取山から尾根 道である富田新道も並行しているので、積極的に使われることは少ないようだ。

沢筋の嶮岨な地形であるにも関わらず、歩道が作られ、利用可能な状態に維持され続けているのは、水源林管理の目的 があるからのようで、細いながらも手がはいりしっかりしているが、嶮岨な場所も多いだけに、一旦崩落が生じると通行が 困難になり、通行止めとなることもあるので利用にあたっては注意が必要である。

日原川の源流部をいくこれらのルートは、全般に自然林に覆われた部分が多く、山頂部まで直接登れることから便利な ものであるが、林道を歩く長いアプローチが加わることが難点である。

日帰り登山では、全般に傾斜がゆるく歩道もしっかりしていて歩きやすい鴨沢からの登り尾根ルートを往復することが 多いが、それが物足りないようであれば日原側に下山するこれらのルートを使うのも良い。

山頂から稜線を辿って小雲取山へ出ると東に富田新道が分岐していく。この富田新道は、小雲取山から東に伸びた野陣 尾根に沿って下るルートで、尾根の南に流れる唐松谷が大雲取谷と合わさる場所に達し、その末端部はこれから下ることに なる唐松谷ルートと合わさっている。

唐松谷ルートの始点は、さらに南へ進んだブナ坂にあるので、奥多摩雲取小屋側にを下っていき、防火帯が七ツ石山への 登りに転じる鞍部、ブナ坂まで進む。ここは、登り尾根への巻道が別れていて、その向かいに唐松谷ルートの入り口がある。

唐松谷歩道に入ると小屋側にもどるように進み北東に向かう。幅広の歩きやすい歩道は急な下りとなり、まもなく水音も聞こえ てきて、早くも沢筋に出るかと期待させるが、最初に現れるのは水のない支沢の谷筋で、そこからしばらく唐松谷の本流に 向けた下りが続く。やがて道が細ってくるが、石積みがされているところもあり管理が行き届いた道である。

小雲取側から流れてきた唐松谷に遭遇する。既にこの部分でも水量はかなり豊富であり、木橋で対岸に渡ると、ここ からは、ずっとこの谷の左岸を進むように歩道がついている。

前半は沢床から10から20メートルの高さのところにあり、沢の見おろしながら歩く感じで快適だが、水のある支沢を 超えるところや、崩壊したところが現れる。途中1箇所急斜面の上になる場所があって、道の状態もよくなく結構高度感が ある。その後、一旦沢床まで降りるが、沢筋を進むこのルート、休憩場所となるような広い場所はここぐらいだ。

ここから登りになり、やや沢と離れていく。木の桟道が続く場所や足場の悪いところもあるが、全般に歩道の状態は良い 方だろう。だんだん沢から離れていく感じで、滝があるのか水音も一段と大きくなってくるが100メートルほど離れてい る感じだ。支尾根を超えるように左手に折れれていくと、急な下りが始まり、野陣尾根を下ってくる富田新道を交わる。

ここから自然林の斜面を折り返しながら、大雲取谷と唐松谷が合流する場所にかかる吊り橋まで高度を落としていく。 吊り橋を渡るとそこから林道へ向けて登りに転ずる。長らく自然林の中を歩いてきたこのルートであるが、ついに植林となっ て、そのすぐ上を通る林道に出る。

バスの運行されている東日原へは、まだここから2時間ほどの道程があり、時間的にみて半分過ぎといったところ。 落石の転がる未舗装の林道、天祖山から派生した尾根を巻き南側に膨らみ、沢の部分では北にもどる。視界も見上げるとせいぜ いすぐ前にある尾根の上部が見えているだけで楽しみは少ない。

八丁山から石尾根につながる鷹ノ巣尾根が見えてくると、天祖山の登 山口が現れる。林道にゲートがあって、そのすぐ先にある八丁橋でやっと東日原バス停まで車道部分の距離で半分といったところであろう。日原林道を進み続 け日原鍾乳洞からの車道とぶつかれば、橋を渡ったところに鍾乳洞バス停がある。

バスがここまで運行されているのは平日だけで、東日原バス停は、さらに南に向かい東に折れて集落の中を歩いた先に あるので、ここからおよそ20分が必要だ。

日原側から登るルートとしては大ダワ林道があり、雲取山荘へ直接登れる利点から登り下りともに比較的利用されていたようだが、 崩落箇所が生じ、危険なことから(2012年現在)利用できない状態にある。ほかに、小雲取山へ野陣尾根を登 る富田新道があり、こちらは尾根道ゆえに安心して利用できるが、鴨沢の登り尾根に比べれば急であり、 長い林道歩きも倦厭されて登りでの利用者はごくわずかだ。下山路としては、山頂部から直接降れ、日原線のバスは比較的多く運行 されていることから便利なルートである。

CourseTime
雲取山山頂 25分 arrow ブナ坂 25分 arrow 唐松谷 55分 arrow 富田新道分岐 25分 arrow 吊り橋 10分 arrow 林道日原線 60分 arrow 天祖山入口 35分 arrow 鍾乳洞入口バス停 20分 arrow 東日原バス停
ブナ坂 ブナ坂から唐松谷ルートは始まる。正面が七つ石山への登り、右が登り尾根へ向かう巻道。
歩道 下りはじめの歩道。唐松谷に出るまでは急な下りが続く。
唐松谷 小雲取山からながれてきた唐松谷に出会う。木橋をわたって対岸へ。
唐松谷 歩道は唐松谷に沿ってついているが、谷底から離れていく後半では沢を見下ろせる場所は少ない。
桟道 後半に入り、登りぎみの歩道を進むと木製の桟道が続く場所が現れる。
分岐 野陣尾根を下ってくる、富田新道が合流する。
後半に入り、登りぎみの歩道を進むと木製の桟道が続く場所が現れる。
大雲取谷 大雲取谷を超える吊り橋は、唐松谷の合流点にある。
日原林道 植林の登りを終えると、日原林道の車道に出る。ここから2時間の車道歩きが待っている。

富田新道

富田新道は、小雲取山山頂に直接登れるルートであり、山頂より東に伸びている野陣尾根に つけられた尾根道で、最下部は唐松谷ルートと共通となっている。両ルートへの登り口は林 道日原線にあり、日原集落にある東日原バス停からは2時間の林道歩きを要する上、尾根の 取り付き部分は急斜面を登ることから、雲取山の山行、特に登りに使われるのは稀なようだ。

上部は尾根の背のカラ松林、それに続き自然林中の急な傾斜が続き、唐松谷側の斜面部分 を終えると、大雲取谷と唐松谷の合流点に達する。このルートは山頂から15分ほどで降れる 小雲取山から始まっていることから、末端の林道歩きが長いとはいえ、下山に使うには便利で ある。

山頂より稜線部を七ツ石山側にくだり、西側が切り開かれたなだらかな歩道を歩いていくと、 小雲取山に達する。ここから奥多摩雲取小屋へは、南側の急斜面を下るようになっているが、 そのまま東に向かうのが富田新道である。

笹の生えた部分を下っていくと、巻道に接しそのまままっすぐ東に向かうと、カラ松林の緩や かな下りが続く。一旦ピークへ登るようになって、ふたたびなだらかな道を進むと、急な下りに 変わる。このあたりで、富田新道部分の半分であり、ここから急坂続きできつい場所だ。

ブナもある落葉自然林の下りが続き、鮮やかな新緑時には、もっとも美しい雲取山の歩道と なる。道は時に細っているが尾根道でありルートファインディングさえできれば問題はない。 水音がするようになり、沢に近づいてきたことがわかるが、まもなく唐松谷ルートの分岐へ出て、 富田新道は終わる。

ここから、自然林の林床となっている斜面を折り返しながら下っていくと、水音が一段と大きく なり唐松谷に近づいてくる。合流点にかかる吊り橋が前に見えてきて、ここを渡ると植林中の登りに なって、車道に出る。

ここから、日原川に沿ってつけられた車道を、小川谷の合流点にある小川谷橋まで歩く。平日は、この 橋の元にある鍾乳洞入口バス停からの運行もあるが、土曜休日はさらに集落まで歩き、東日原バス停に向かう。

CourseTime
下山時のコースタイムです。
山頂 15分arrow 小雲取山 5分 arrow 巻道  70分 arrow 唐松谷ルートに合流  20分 arrow 歩道入口(林道日原川線) 60分arrow 八丁橋 30分arrow 小川谷橋 20分 arrow 東日原バス停 
小雲取山 野陣尾根を下る富田新道は、小雲取山のピークから分岐している。
最初は、カラマツ林の中を進むが、やがて広葉樹の自然林に入り、急な下りが続くようになる。
日原林道脇に登山道入口がある。ここからバス停のある東日原まで長い林道歩きとなる。

三条の湯コース

鴨沢から登りブナ坂へ出ると、そこから雲取小屋に向かう防火帯の脇にはカラ松が並び、その上には飛龍山から雲取山へ向かって 並んだでこぼこの稜線が現れる。この雲取山のすぐ西から飛龍山あたりまでを集水域として多摩川に流れ込むのが後山川で、この谷 筋の奥には三条の湯がある。

新緑の後山林道 GWのころ、奥多摩の山は鮮やかな色彩に包まれ、林道歩きも楽しい。

この宿をベースとして雲取山に登る三条の湯コースは、新緑や紅葉の時期には、その魅力を増加させるコースである。山頂までの 歩道の距離は比較的短いことから、後山川に沿ってつけらている林道を、前日だらだら歩き小屋に泊まっておけば、翌日、日帰りで 雲取山に登ることができ、行楽的な山行に適したコースといえるものだ。

コースの始まりとなるのは、お祭りバス停で、降りて後山林道に入る。林道を1時間ほど歩くと、雲取小屋のあたりから七ツ石山 を集水域として流れてくる塩沢が合流する場所を塩沢橋で渡り、林道歩きの半分を終える。

雲取小屋のすぐ北側にあるピークがヨモギの頭で、ここから派生してくるヨモギ尾根の西縁を林道は進むようになる。 車道部分を終えると、青岩谷橋を渡る三条の湯に向かう歩道となる。三条の湯は登山ルートの分岐点となっていて、天場から小屋にあ がると、北天のタルを経由する飛龍山への登山道とサオラ峠を経て丹波へ下るルートの入口がある。

雲取山へ登るルートの入口は小屋の前を通り過ぎた東側にあり、まず沢を渡り対岸を折り返すように尾根へ登っていく。 尾根の上に出ると分岐があって青岩鍾乳洞への道が別れている。この分岐から先、稜線部に出るまでは水無尾根の東側を進む 単調なもので、途中西側に三ツ山あたりの稜線が見える場所があるほかは、だんだんと大きくなる山頂部の眺望に、いつ稜線 にでるか期待するのがせいぜいの楽しみである。尾根の上部はカラ松となり、三条ダルミに出る。

三条ダルミは、雲取山の西直下にある鞍部で、三ツ山を経て飛龍山に向かう縦走路に交わる。ここから雲取山山頂部を巻いて、 小雲取方面と雲取山荘方面に向かう巻道もあるが、道は悪いようである。前者は近年の登山地図では消されている。 真ん中の道が、山頂の避難小屋のところに出る直登ルートで、これを辿ることになる。

この道は急で、山頂が近いだけにもう終わるかと常に焦りながらの登りになるが、30分ほどで息を切らせながら避難小屋の ところに出ることができるだろう。  

CourseTime
JR青梅線奥多摩駅 50分(バス)arrow お祭り 25分 arrow 林道ゲート 30分 arrow 塩沢橋  65分 arrow 青岩谷橋 20分arrow 三条の湯
三条の湯 20分arrow 青岩鍾乳洞分岐 35分 arrow 石灰岩の露岩 45分 arrow 三条ダルミ 30分 arrow 山頂
Transportations
往路:JR青梅線奥多摩駅下車.西東京バス丹波行きに乗車しお祭り下車.
後山林道 後山林道。
後山川 後山川。
三条の湯 三条の湯。
hiryuu 飛龍山。
三条ダルミ 三条ダルミに出ると富士の眺望がある。
南アルプスの峰々.雲取山山頂より Hijiri 聖岳 Akaishi 赤石岳 Warusawa 悪沢岳 Shiomi 塩見岳 Aino 間ノ岳 Kita 北岳 Sennjyo 仙丈ケ岳 Kaikoma 甲斐駒ケ岳 Hiryu 飛龍山

山頂に立ったとき、空気が晴れていて遠望の効けば、南北一列に並んだ南アルプスの峰々に目がいく であろう.並んだピークそれぞれがどの山に対応するのかは飛龍山を中心にみていくとわかりやすい.飛龍山山頂すぐ左にかろうじ て顔を出しているのが農鳥山、右の美しいピラミッドが北岳であることは一目でわかるだろう.

南西の富士とあわせて国内海抜第1位と第2位の山を、雲鳥山では見ることができるのである.飛龍山の背後から続く横長の壁は 間ノ岳から中白根岳に続く尾根.北岳の右に少し離れている横長の峰は仙丈岳、そしてその北側は甲斐駒ケ岳の武骨なピークで終わる.

飛龍山に、もどり、左側に追っていくと、まず塩見岳がわかるだろう.このピークはここからみても小さな三角形で あって存在感がないが、ほかに特徴のあるピークのない壁の上にひとつちょこんと乗っていることからわかるだろう. その左かなり離れて大きくはっきりした山体を見せているのが、悪沢岳、すぐとなりは赤石岳で、小赤石を北側に従 えていて2つのピークがあることからわかりやすい.最後の三角形は最南端の3000m峰となる聖岳のものだ.


mypages南アルプスのページ mypages聖岳 mypages赤石岳 mypages悪沢岳
mypages塩見岳 mypages間ノ岳 mypages北岳 mypages仙丈ケ岳 mypages甲斐駒ケ岳

View

上:台形の本仁田山は確認しやすい. そこからぎざぎざの鋸尾根をつたった先にあるのが川苔山

2段目:奥多摩三山とよばれる多摩側南岸の山々は石尾根の背後にある。南東には大岳山と御前山があり、その特徴的な山姿からわかりやすい。

3段目:三宝山、甲武信岳、木賊山の3つのピークはわかりやすい. その南の幅の広い大きな三角形は奥秩父最高峰である奥千丈岳あたりになる.甲武信岳からずっと手前に目を引いてくると長い稜線が見えているが、 これは雁坂嶺からの尾根で、そのこちら側が水晶山.さらに左手前には唐松尾山があって、この山と写真左のはずれにある龍喰山の鞍部に将監峠がある.

4段目:背後に、南アルプスの峰々がかすかに見えている.飛龍山の右にある三角形が北岳で、北奥千丈岳との中間点 に甲斐駒ケ岳があるのが確認できる.

南アルプスの遠望はをごらんください.

川苔山など奥多摩の山々の遠望は、こちらのページにもあります.

東側の展望
大岳山、御前山
東南の展望
Kobushi
西北側の展望
View
西南側の展望
雲取山に関連したページ
将監小屋から雲取山
雲取山は奥秩父の一峰でもあり、雁峠から入り奥秩父東部の峰々を縦走するコース.将監小屋、飛龍山、三ツ山を経て西から雲取山へ登る.
長沢背稜

静かな山歩きを堪能できる玄人向けのコース.大ダワを挟み雲取山と対峙する芋ノ木ドッケから始まり、長沢谷を取り巻く長沢背稜を辿り、酉谷山を経て県境尾根を伝う長いコース.

七ツ石

奥多摩湖西端にある鴨沢集落から、七ツ石山へ向かう登り尾根. ゆるい登り続きの整備が行き届いたこのルートは、 最も気楽な雲取山の登山コース.コースの案内はこちらをみてください。

三条の湯

南西より登る雲取山で、後山川林道を利用し、三条の湯から水無尾根を登り三条ダルミを経て 山頂に達することができる.こちらのページは下山時に利用したときのもので、コースの案内はこちらをみてください。

奥の院

秩父から登る雲取山.三峯神社を起点に、前白岩山、白岩山と縦走し雲取山に達するコース.

Fuji
Fuji
2001年10月の山旅
防火帯
防火帯が切られた石尾根の稜線.
1
稲村岩から石尾根

一日目 日原から鷹ノ巣山、石尾根を伝い雲取奥多摩小屋.

大雲取沢 雲取山
大雲取沢. 七ツ石山から見た雲取山.
Day2 富田新道

二日目 雲取奥多摩小屋から山頂に登り、富田新道を下る.

青梅街道を渡すコンクリートアーチ橋、氷川大橋の上に立ち、深い川底を見下ろし、奥多摩町の山深さを 再度確認させられたことがあった. 休日、登山客で賑わうJR奥多摩駅、東京駅までうまく乗り継げれば2時間ほどしかかからない. そんな時間感覚も手伝ってか、私の頭の中では山間いう印象が薄くなりつつあったのであるが、この橋に立 てば、四方は山々の急斜面に囲まれ、わずかな平地に家々寄り添う、山間の僻村であった氷川の姿を垣間見 れたような気がした.

続きはこちら

交通機関

往路:JR青梅線、奥多摩駅より西東京バス日原線東日原行きに乗り、終点東日原で下車.駅前の1番乗場から、6時から18時代まで時間あたり1本発車する.ただし10、13、17時代(いずれも休日のタイムテーブルの場合)にはないので注意. 平日に限っては、まだ先の鍾乳洞まで運行されている便もある.

復路:往路と同じ日原線を利用.6時代から19時代まで運行.7、12、15、18時代(休日のスケジュール)は運行がない.最新の情報はwebに掲載されている時刻表をみてほしい.
Link西東京バス 連絡先:0428−83−2126

maps
1/25000地形図
 奥多摩湖、武蔵日原、丹波、雲取山
国土地理院地図閲覧サービス (雲取山)
登山用地図
kojitu昭文社 山と高原地図・25 雲取山・両神山
amazon.com
amazon.com登山ハイキング・16 奥多摩・大菩薩
amazon.com
amazon.comヤマケイ登山地図帳・8 飛龍・雲取・鷹ノ巣
amazon.com
guide books
雲取山の歩き方
 新井新太郎編 けやき出版 1998年

雲取山荘の主が中心となり編集された包括的な登山案内.

4635531082 奥多摩奥秩父 4635531082 奥多摩 奥武蔵 4635023125 東京の山
amazon.com
links
Link奥多摩観光協会
Link日原保勝会
Link雲取山荘
Link三条の湯
Link東アルプス楽集国ホームページ
雲取山荘 雲取小屋 三条の湯
雲取山荘 雲取小屋 三条の湯
避難小屋
避難小屋

河辺駅より 冬の空気のすんだ日には、JR青梅線の河辺駅北口から雲取山が見えることがある.
4878911077
雲取山の歩き方 雲取山よもやま話
Amazon.co.jp
奥多摩の写真 雲取山 雲取山 小雲取、大雲取2つのピークとそれをつなげる直線が、雲取山の山容の特徴.
奥多摩の写真 目次
飛竜山側から 雲取山 川苔山から 雲取山
奥多摩の散策 インデックスへ

Amazon.co.jp

ランチジャグ0.35L nalgene(ナルゲン) 広口1.0L Tritan グレー 91311
GENTOS(ジェントス) ザ・LEDフラッシュライト B000BSBRXK B0001P155S VICTORINOX(ビクトリノックス) スイスカードT 0.7100.T
4635531082 奥多摩 奥武蔵 4635023125 東京の山 4533068405 奥多摩・高尾をあるく 4780402484 親子であそぼう!奥多摩・秩父こだわり徹底ガイド 4533079989 奥多摩・高尾をあるく 4408001546 奥多摩・高尾をあるく
もどる
奥多摩
週末の散策